1950年代に建築界を席巻したブルータリズム(Brutalism)は、素材が持つ本来の荒々しさ、力強さ、そして機能美を飾らずにそのまま表現するスタイルです。一見すると冷ややかで無機質な印象を与えますが、インテリアに落とし込むことで、余計なノイズを削ぎ落とした圧倒的に洗練されたモダン空間が生まれます。
このスタイルが今改めて世界中で再注目されているのは、情報にあふれた現代において、素材そのものが持つプリミティブな佇まいや、潔い直線美に心地よさを感じる人が増えているからに他なりません。
コンクリート剥き出しの空間は格好いいけれど、実際に暮らすとなると少し冷たすぎる気がしませんか。だからこそdaus labでは、無機質なベースの中に、時を刻んだウッドやファブリックの暖かさをあえて加えるスタイリングを提案します。
コンクリートとガラスが紡ぐ、ブルータリズムインテリアの本質
線の細さと重厚感が響き合うモダンリビングの主役と、機能美あふれる異素材テーブルの組み合わせ

細いスチール脚とボリュームのあるクッションのモダンな3人掛ソファ
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ブラックアイアンのラウンドガラステーブル S 2段
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ブラックアイアンのラウンドガラステーブル LL
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コットンのシンプルな直線模様のラグ 130×190cm
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パイン古材と黒オークのヴィンテージなローボード テレビ台 145cm幅
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チークとガラスの1点もののオブジェ 花瓶 テラリウム アクアリウム
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空間のトーンを決定づけるリビングの中心には、圧倒的な存在感とスマートさを兼ね備えたソファを主役に迎えます。無機質なブラックスチール脚が描くストレートな美しさと、ふっくらとボリュームのあるグレーの座面クッションとのコントラストが実に秀逸な1脚です。
単にきれいに座るための道具として置くのではなく、ブルータリズム特有の潔い骨組みをお部屋の真ん中に構築する。そんなタフなイメージでレイアウトするのがdaus lab おすすめです。ソファの上には、ざっくりとした織り目が心地よいインド綿のナチュラルテイストなクッションを添えて、ファブリック特有の素朴な質感をプラスしてみましょう。これが、空間がハードになりすぎず、家としてリラックスできる絶妙な匙加減になります。
このソファの足元には、硬質なガラス天板とマットなブラックアイアンを組み合わせた、サイズの異なる円形テーブルをレイアウトして異素材のレイヤードを魅せていきます。力強いブルータリズムの空間に透明なガラスを取り入れると、光が綺麗に透過して適度な抜け感が生まれ、お部屋をすっきりと見せてくれます。
大小を少し重ねてネストテーブルのように使うことで、リビングに心地よいリズムが生まれるのもこの組み合わせの面白さです。その足元には、主張しすぎないコットンのシンプルな直線模様のラグを敷き、アイアンの硬質なトーンを優しく受け止めます。
テレビ周りや壁際を飾るなら、単に新しいだけの家具ではなく、経年変化を感じさせる素材を選ぶと空間の格が上がります。長い年月を経て味わいを増したパイン古材と、全体をピリッと引き締める黒オークの組み合わせは、無機質なブルータリズムの空間にも見事に調和し、独特の深みを与えてくれます。
このローボードの上に、ガラスを溶かして天然木にそのまま垂らして作られたチークとガラスの1点もののオブジェをぽんと置いてみてください。不揃いなガラスの曲線と力強い古材が響き合い、まるでアートギャラリーのような洗練された一角が完成します。
荒々しさと機能美が同居する、スツールとベンチのレイアウト
ブルータリズムの空間に置く小家具は、単なる実用品ではなく、それ自体が彫刻(オブジェ)のような強い存在感を放つものを選びたいものです。コンクリートの冷ややかな質感に、時を刻んだ木肌やシャープな金属脚を掛け合わせることで、空間の完成度が一段と引き上がります。

オークと黒アイアンのインダストリアルなハイスツール 74cm
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パインの北欧ナチュラルなトライポッドラウンドサイドテーブル 大理石調のストーン柄
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パイン古材のヴィンテージな棚板付きのコンソール
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大理石のようなテラゾー柄のサイドテーブル ハーフラウンド
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ひとつひとつ表情の異なるパイン古材のヴィンテージなスツールは、無垢なコンクリート壁の前にぽんと置くだけで絵になる、圧倒的な塊感を持っています。この荒々しさに対して、美しい木目を持つオークの北欧ナチュラルなウッドベンチを並べることで、空間に心地よい緊張感が生まれます。
このベンチは座るためだけでなく、お気に入りのアートや大ぶりのグリーンを飾るディスプレイ台として使うのが店主としてのおすすめです。フラットなデザインなので、ブルータリズムの潔い直線美を崩しません。さらに、少し高めのオークと黒アイアンのインダストリアルなハイスツールを空間のニュアンスとして加えることで、高低差による視覚的なリズムが生まれ、お部屋が単調になるのを防いでくれます。
壁際を飾るコンソールやサイドテーブルには、ブルータリズム建築の象徴でもある石やコンクリートの質感を連想させる「ストーン柄」を取り入れると、世界観がより一層深まります。
大理石調のストーン柄が目を引くパインの北欧ナチュラルなトライポッドラウンドサイドテーブルや、大理石のようなテラゾー柄のサイドテーブル(ハーフラウンド)は、まさにその空間を象徴するオブジェのような存在。このモダンで硬質なアイテムの間に、あえてパイン古材のヴィンテージな棚板付きのコンソールを挟み込んでみてください。引出しと棚板による高い収納力を確保しながらも、古材の持つ深い陰影がストーン柄の冷たさを中和し、ただの無機質ではない、人の気配を感じる洗練された壁面ディスプレイが完成します。
建築的な骨組みを感じる、ダイニングエリアの構築
潔い直線美が際立つ、パイン古材の塊感と黒アイアンの骨組み
ブルータリズムインテリアにおけるダイニングは、ただ食事をする場所ではなく、空間の構造を際立たせるための重要なベースとなります。加飾を削ぎ落としたからこそ際立つ、木肌の陰影や金属のフレームが、部屋全体に心地よい緊張感をもたらしてくれます。

パイン古材のヴィンテージなダイニングテーブル 160cm幅
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パイン古材のヴィンテージなベンチ 110cm幅
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ダイニングの中心には、長い歳月を経て刻まれた傷や木目が圧倒的な存在感を放つ、パイン古材のヴィンテージなダイニングテーブル(160cm幅)を据えます。この素材の塊感を受け止めるのは、無駄のないシルエットで空間を切り取る黒アイアン脚のインダストリアルなチェア。そして、片側にはあえて椅子ではなく、同じくパイン古材のヴィンテージなベンチ(110cm幅)を組み合わせます。
あえて背もたれのないベンチを片側に配することで、視線が奥まで綺麗に抜け、ブルータリズム特有のダイナミックな空間の広がりを損ないません。食事の時間だけでなく、ここで本を読んだり図面を広げたりしたくなるような、アトリエのような空気感が生まれるのもこのレイアウトの魅力です。
この力強いダイニングセットの真上には、幾何学的なラインが美しい多面体シェードのモダンなペンダントライトを吊るします。
コンクリート調の天井からこのシャープな照明がまっすぐ視線に落ちてくることで、空間の重心がカチッと定まります。夜になり灯りをともせば、多面体のフレームが周囲の無機質な壁に複雑な陰影を映し出し、まるで昼間とは異なるモダンなアートギャラリーのような表情を愉しませてくれます。
彫刻的な造形が際立つ、ラウンジエリアの上質な佇まい
ブルータリズムインテリアの醍醐味は、家具ひとつひとつをまるでアートオブジェのように見せる配置にあります。直線を基調としたストイックな空間の中に、有機的な「曲線」や「異素材」をあえて衝突させることで、ホテルのラウンジを思わせるワンランク上のくつろぎ空間が立ち上がります。
古材の陰影とストーン柄が織りなす、前衛的なラウンジスポット

直線が美しいパイン古材のヴィンテージな黒いサイドテーブル
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曲線が美しいパイン古材のヴィンテージな黒いサイドテーブル
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パインの北欧ナチュラルなラウンドダイニングテーブル 大理石調のストーン柄
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ホテルのラウンジのようなモダンなラウンジチェア
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チークと黒アイアンのインダストリアルなサイドテーブル
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空間のアクセントとして迎え入れたいのが、パイン古材の質感にあえてマットな黒をのせた、直線と曲線の2つのサイドテーブルです。素材の持つ深い凹凸や陰影をブラックで引き締めたこの2台は、ただそこにあるだけで彫刻作品のような強い個性を放ちます。ディスプレイ棚としてお気に入りのアートを飾るのにも最適です。
この黒い造形美の近くには、対比を愉しむようにパインの北欧ナチュラルなラウンドダイニングテーブル(大理石調のストーン柄)をレイアウトします。すっきりとしたハの字脚のモダンな佇まいと、天板のストーン柄がブルータリズムのコンクリート壁に美しく同調し、お部屋の一角にモダンなカフェラウンジのような洗練された空気感をもたらしてくれます。
自分だけの特等席には、広い座面で胡坐をかくようにゆったりと身を預けられる、ホテルのラウンジのようなモダンなラウンジチェアをセレクトします。厚みのある背面クッションが背中をしっかりとホールドし、メインソファの横に置くパーソナルチェアとしても圧倒的な絵力があります。
このチェアの上には、使い込むほどに味わいが育つ本革のパッチワーククッションを添えてレザーの渋みをプラス。さらに足元には、まるで本物の月が浮かび上がっているかのような満月のようなリアルプリントの丸いラグを敷くことで、ストイックな空間に良い意味でのアヴァンギャルドな崩し(遊び心)を与えられます。チェアの傍らには、チークの天然木をダイナミックに切り出したチークと黒アイアンのインダストリアルなサイドテーブルを。ひとつひとつ形状が異なる自然の造形美が、コンクリートの無機質さと美しく対比し、空間の完成度を極限まで高めてくれます。
硬質な空間に生命力を吹き込む、グリーンと異素材のスタイリング
コンクリートやアイアンの直線をベースにしたブルータリズムの空間は、そのままだと少し緊張感が強くなりすぎてしまうことがあります。そこに瑞々しい植物の緑や、手仕事の温かみを感じる天然素材をアクセントとして加えることで、空間の格調を保ったまま、家としての心地よさを引き出すことができます。
無機質さを引き立てる、チーク天然木のプランタースタンド


チークと黒アイアンのインダストリアルなプランタースタンド S
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チークと黒アイアンのインダストリアルなプランタースタンド L
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部屋に植物を迎えるなら、植木鉢をそのまま床に置くのではなく、スタンドを使って高さを出してあげるのが空間を立体的に見せるコツです。チークの天然木を贅沢に切り出したプランタースタンドは、ひとつひとつ異なる有機的な形状が特徴。そこに細身の黒アイアン脚を組み合わせることで、ブルータリズムのモダンな空気感を壊さずに馴染んでくれます。
サイズ違いのSとLを少しずらして並べ、サボテンやアガベといった少し尖った塊根植物を飾ってみてください。コンクリートの無機質な背景と、力強いチークの木肌、そして植物の鮮やかなグリーンが三位一体となり、部屋の中にハッと目を引く美しい一角が立ち上がります。
異素材のコントラストで魅せる、ラタンとミンディのテレビボード


高級木材ミンディとラタンのジャパンディなTVボード 150cm幅
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チークとガラスの1点もののオブジェ 花瓶 テラリウム アクアリウム
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高級木材ミンディとラタンのジャパンディなチェスト
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リビングの壁際を品良くまとめるなら、しなやかなラタン(籐)と、深く美しい木目を持つミンディ材を組み合わせたシックなテレビボードがおすすめです。ブルータリズムのストイックなインテリアに、あえてこうした編み込みのディテールを持つ異素材を衝突させることで、空間に豊かな奥行きが生まれます。
端正なスクエアシルエットが空間の直線美を強調しつつ、ラタンの持つ抜け感がAV機器などのメカニカルな印象を程よく目隠ししてくれるデザイン性も秀逸なポイント。天板の上には余計なものを置かず、お気に入りのコンクリート製のフラワーベースをひとつだけ飾るなど、引き算のディスプレイを愉しむのが店主としてのイチオシの飾り方です。
おわりに:時間をかけて深める、ブルータリズムインテリアの余白
飾り立てるための装飾を徹底的に削ぎ落とし、コンクリートやガラス、そして古材やアイアンが持つ本来の荒々しい力強さを引き出すブルータリズムインテリア。一見するとストイックで冷ややかな世界観に思えますが、日々の暮らしの中で道具としてタフに使い込んでいくことで、他にはない圧倒的な格好よさと、不思議なほどの心地よさが部屋に満ちていきます。
コンクリート剥き出しの空間に憧れはあるけれど、実際に暮らすとなるとハードルが高そうだと感じる方も少なくありません。だからこそ、すべての家具をはじめから完璧に揃えようとする必要はないのです。まずはリビングの主役となる鉄脚のソファをひとつ置いてみたり、壁際にストーン柄のサイドテーブルを添えてお気に入りの植物を飾ってみたり。そんな風に、自分が本当に惚れ込んだ素材の塊を少しずつ足しながら、時間をかけて自分だけの空間を育てていく。それこそが、daus labが提案したい大人のスタイルの愉しみ方です。


