「シンプルで洗練されたモダンインテリアが好きだけれど、少し冷たい印象になってしまう……」
「居心地のいいカジュアルさを足したいけれど、生活感が出すぎるのは嫌だ……」
そんな理想のバランスを叶えてくれるのが、今大注目の「カジュアルモダン」なインテリアです。
凛としたモダンの美しさの中に、明るい色使いや温かみのある天然木、ペーパーコードなどの異素材を絶妙にミックスすることで、ダイニングが一気にあか抜けた空間に生まれ変わります。今回は、手持ちの空間を格上げする「失敗しないテーブル&チェアのスタイリング実例」をプロの視点でご紹介します。
素材の掛け算で魅せる「カジュアルモダン」スタイリング実例
カジュアルモダンを成功させる最大の鍵は、椅子をすべて同じシリーズで揃えず、あえて「異素材」をミックスすること。daus labが自信を持っておすすめする5つの組み合わせを見ていきましょう。
1. ビーチ×合皮×ペーパーコード。質感の対比を楽しむ150cm定番スタイリング
明るい木目の150cm天板にシンプルな4本脚を合わせた、どんな間取りにも馴染むダイニングテーブル。ここに、あえて異なる3つの素材のチェアをミックスした上級者向けのスタイリングです。
ビーチ材の素朴な質感、合皮(PUレザー)が持つほどよいモダンさ、そしてペーパーコードの繊細な編み目。すべて異なる素材でありながら、フレームの木の色味を揃えているため、チグハグにならずに驚くほどおしゃれでカジュアルな一体感が生まれます。



2. アッシュ合板×黒アイアン。大人な無骨さをプラスする180cm大判スタイリング
ゆったりとした大判の180cm天板テーブルに、スタイリッシュな黒アイアン脚のチェアを合わせた、少しエッジの効いたカジュアルモダンスタイルです。
温かみのあるアッシュ合板の座面と、無機質な黒アイアンの組み合わせが、空間に程よいヴィンテージ感とメンズライクな格好よさを運んできます。大人数で囲めるサイズ感でありながら、チェアの細身なアイアン脚が視線を下に逃がすため、ダイニング全体がすっきりと開放的に見えます。


3. 特徴的モダン天板×ループ脚。曲線で包み込むデザインスタイリング
天板のシルエットやカッティングに個性が光る150cmダイニングテーブルに、ユニークな「ループ脚」のモダンチェアを組み合わせたスタイリングです。
身体を優しく包み込んでくれる背もたれ付きのチェアと、リズミカルなループ脚のラインが、空間に「現代アート」のような洗練された遊び心をプラスしてくれます。一見個性的ですが、モノトーンや落ち着いたトーンでカラーをまとめることで、大人のゆとりを感じさせる上質なカジュアルモダンに仕上がります。


4. オーク天板×インダストリアルアームチェア。機能美を極める135cmコンパクトスタイリング
日本の住宅にも取り入れやすい135cm幅のオーク材テーブルに、インダストリアルなスタッキングアームチェアを合わせた、機能美あふれるスタイリングです。
クールでモダンな身体にフィットするチェアを混ぜることで、無骨になりすぎない絶妙なバランスをキープ。さらに黒アイアンのアームチェアは、使わないときは重ねて(スタッキング)コンパクトに収納できる優れもの。限られたスペースでも、妥協せずにとびきりおしゃれなカフェ風モダンを楽しみたい方にイチオシの構成です。


黒アイアンのインダストリアルなスタッキングできるアームチェア
5. パイン無垢材ラウンドテーブル。カフェの特等席を作る円形スタイリング
ダイニングの中心に優しい空気感を運んでくれる、パイン無垢材のラウンド(円形)テーブルを主役にしたスタイルです。
四角いテーブルに比べて角がない分、座る人数を限定せず、どこからでも顔を合わせやすいのがラウンドテーブルの最大の魅力。パイン材が持つ素朴で美しい木目と、シャープなモダンデザインのチェアを掛け合わせることで、お部屋の一角に「お気に入りのサードプレイス(カフェ)」のような、とびきり心地のいい空間が完成します。

6. 洗練されたスチール脚。異素材が際立つモダンインダストリアル構成
ここからは、天然木の温もりの中に「無機質なスチール」や「ソフトレザー」を大胆に掛け合わせることで、カジュアルモダンをさらに一歩深く掘り下げたスタイリングです。
美しい曲線を描くスチール脚のモダンチェアや、しっとりとしたソフトレザーを纏ったダークグレーのチェアをミックス。異なるデザインの椅子が並ぶことで、空間にリズミカルな立体感が生まれ、一気にショップのようなあか抜けた佇まいへと格上げされます。






スタイリッシュなスチール脚とソフトレザーのモダンなダイニングチェア
7. ガレージライクな機能美。カーキチェア×バタフライテーブルの拡張スタイリング
無骨な格好よさと高い実用性を兼ね備えた、インダストリアル感溢れるスタイリングです。
ボリュームのある背もたれが目を惹くカーキ色のチェアや、無骨な黒アイアン脚のチェア。そこに合わせるのは、必要に応じて天板を広げられる黒アイアン脚のバタフライテーブルです。ミリタリーやガレージのような遊び心を残しつつ、現代的なライフスタイルにカチッとハマる、大人のカジュアルモダンスペースを演出します。




後悔しないダイニングに!カジュアルモダンを成功させる「異素材ミックス」3つの黄金比
異なる素材を組み合わせるカジュアルモダンは、一歩間違えるとバラバラな印象になってしまうことも。失敗を防ぐために、これだけは押さえておきたいプロのテクニックをまとめました。
- 「木の色味」のトーンを合わせる: チェアの素材や形がバラバラでも、使われているウッド(オーク、アッシュ、ビーチなど)の「明るさやトーン」が揃っていれば、視覚的なノイズが消えて綺麗にまとまります。
- アイアンや黒の「締め色」を2割入れる: ナチュラルな木製家具の中に、少しだけ「黒アイアン脚」や「ブラックのペーパーコード」などの黒を散りばめてみてください。空間がキリッと引き締まり、カジュアルから「モダン」へと一気に格上げされます。
- 動線を意識したサイズ選び: 一般的に1人あたりの食事スペースは「幅60cm×奥行40cm」が目安です。135cmならコンパクトな4人掛け、150cmならゆったり使える4人掛け、180cmなら来客にも対応できるサイズ感となります。当店の各アイテムページでも詳細なサイズスペックを公開していますので、ぜひ理想のレイアウトを想像しながら選んでみてくださいね。
おわりに:異素材の組み合わせで、ダイニングを一番大好きな場所に
毎日家族で食事を囲み、時にはデスクワークをしたり、お茶を飲んでホッと一息ついたりするダイニングルーム。
すべてを同じ形、同じ素材でカチッと揃える必要はありません。天然木の温もり、アイアンのシャープさ、ファブリックの柔らかさ。そんなあなたらしい絶妙な素材の掛け算(スタイリング)こそが、空間を一番おしゃれに垢抜けさせるスパイスになります。
今回ご紹介した5つのスタイル別H3実例をヒントに、ぜひあなたのライフスタイルに寄り添う、最高のダイニングをスタイリングしてみてくださいね。

