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クラッシュゲート(CRASH GATE)のキッチン収納や食器棚を選ぶとき、多くの方がその本格的な素材感や佇まいに目を奪われるはずです。
一般的なキッチンボードに多い「無難な白」や「プリント紙の木目調」とは一線を画すクラッシュゲートの家具は、キッチンの壁面だけでなく、LDK全体のインテリアのトーンを決定づける主役級のプロダクト。毎日目にする場所だからこそ、意匠性にも構造のタフさにも徹底的にこだわりたいところです。
こんにちは、daus lab(ダウスラボ)です。私は普段、家具屋の経営者としてバイヤーとして商品の仕入れや買い付けを行っています。数多くのメーカーの製品を横並びで比較し、クオリティと価格、そして素材の特性を見定めるのが日常の仕事です。
そんな人間から見ても、「古材とスチールを組み合わせたインダストリアル調の大型収納において、クラッシュゲート(CRASH GATE)の意匠性とコストパフォーマンスのバランスは頭一つ抜けている」と感じます。
とはいえ、キッチンの大型キャビネットやキッチンボード(食器棚)は大きな買い物です。スペック表の数字だけでは見えてこない耐久性や、実際の空間に置いたときのリアルなサイズ感など、ネットの画像だけで決めるのは勇気がいるはずです。
そこで今回は、家具屋としての審美眼を通して、「ただお洒落なだけでなく、本当の価値があるクラッシュゲートの名作キッチンストレージ」を厳選して仕分けしました。あなたの家づくりや模様替えの参考になれば幸いです。
HACHISU CABINET(ハチス キャビネット)

CRASH GATE / クラッシュゲート
Knot antiques / ノットアンティークス
HACHISU CABINET (ハチス キャビネット)
格子状に組まれた美しい引き戸が最大の特徴となるロータイプの大型ストレージです。
一見すると伝統的な日本の「格子戸」を思わせる和モダンやジャパンディの佇まいですが、杉古材のパッチワークのような質感と、それを引き締めるアイアンパーツのバランスによって、現代的なインダストリアル空間やワークテイストのインテリアにも見事に調和します。
家具屋の視点:ここがポイント
杉古材の経年変化と個体差の愉しみ

前板やフレームに使用されているのは、実際に建築資材等として使われていた本物の杉古材です。プリント紙(木目調シール)では絶対に表現できない、リアルな木目の凹凸、節、鋸(のこ)の跡、長年の仕様が刻むことのできる色の濃淡がそのまま活かされています。
大量生産の既製品とは異なり、1台ごとに表情が全く異なる「一点物」としての所有欲を満たしてくれるのが最大の強みです。
「見せる」と「隠す」を両立する格子引き戸

このキャビネットの構造的な秀逸さは、ガラスの格子引き戸の設計にあります。
内部に収納したお気に入りの食器や小物を、程よく生活感を隠しつつ「ディスプレイ」として美しく見せる収納として機能しながら、格子戸をスライドさせることで左右のスペースへのアクセスもスマートに行えます。
鉄(アイアン)の主張を抑えた、引き算のバランス

この手のヴィンテージ家具は黒い鉄脚や武骨なフレームを大々的に主張させがちですが、ハチスキャビネットは引き戸のレールや丁番などの細部(金物)にのみスチールを忍ばせています。
アイアンの主張をあえて最小限に抑え、静かな黒のラインとして機能させることで、杉古材が持つ温かみと格子の端正な美しさがより一層引き立つ引き算のデザインに仕上がっています。
スペックとレイアウトのアイデア
- サイズ: 幅175cm ✕ 奥行42.5cm ✕ 高さ92cm
- 重量: 51kg
- 素材: 杉古材(水性塗装+ワックス仕上)、ガラス(4mm厚)
- レイアウト: 高さ92cmという設計は、一般的なシステムキッチン(標準高さ85cm)よりも少し高くなる仕様です。そのため、天板上に重い家電を置いたり、細かな調理作業をしたりするには「やや高め」に感じるでしょう。逆を言えば、かがまずに天板上の物に手が届くため、コーヒーを淹れる、お気に入りの雑貨を飾る、あるいは上にウォールシェルフ(飾り棚)を配置して魅せるカウンターとしてLDKの主役に据えるには、非常に見栄えのする絶妙な高さと言えます。
GARAKU CABINET(ガラク キャビネット)

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GARAKU CABINET(ガラク キャビネット)
HACHISU CABINETのようなロータイプとは異なり、壁面をダイナミックに活用できる大容量の縦型ハイストレージ(食器棚)です。
家具屋の視点:ここがポイント
古材だからこそ映える、圧倒的な縦のボリューム感

使用されている木材はハチスキャビネットと全く同じ杉古材(水性塗装 / ワックス仕上)です。そのため、1点モノとしてのリアルな木目の凹凸や節、色の濃淡といった風合いの豊かさはハチスキャビネットと同等です。
ただ、ロータイプのハチスに比べて高さが171cmあるため、お気に入りの古材の表情を視線の高さ(アイレベル)でよりダイナミックに、空間の主役として愉しめるのがこのハイタイプの大きな魅力です。
全面ガラス戸がもたらす圧倒的なディスプレイ力

このキャビネットの最大の構造的特徴は、上下段ともに「全面ガラス扉」で構成されている点にあります。
- 上段・下段(ガラス戸): 内部を一切隠さない総ガラス仕様です。お気に入りの器やグラス、作家物のコレクション、コーヒー道具などを美しく並べる巨大なショーケースとして、ショップの什器のような特別な空間を演出できます。
- 最下段(4杯引き出し):ガラス戸の美しさから一転して、最下段には無骨なスチール取っ手のついた引き出しが横に4つ並びます。この引き出しがデザイン全体の重し(アクセント)として機能し、アンティークの薬棚や書類棚のような知的な渋さを生み出しています。ガラス戸には入れたくない細々とした生活感をここに集約できるため、実用性も極めて優秀です。
鈍く輝く「銅メッキ金物」の上品なアクセント

黒いスチールレールや引出しの取っ手には得意のブラックカラーを採用しています。 古材の無骨さに加えることで、インダストリアルになりすぎず、どこかクラシカルで品のある知的な渋さに仕上がっています。
スペックとレイアウトのアイデア
- サイズ: 幅179cm ✕ 奥行35cm ✕ 高さ171cm
- 素材: 杉古材(水性塗装 / ワックス仕上)、ガラス、銅メッキ
- レイアウト: 高さ171cmという大型のハイタイプですが、奥行きが35cmと浅めに設計されているのがポイントです。通路スペースを圧迫しないため、狭いキッチンの背面にもすっきりと収まります。ただし、そのぶん横幅が179cmと非常にワイドなため、設置する際は冷蔵庫やゴミ箱の配置スペースとの横並びのバランスを綿密に計算する必要があります。
KUROKI CABINET(クロキ キャビネット)

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KUROKI CABINET(クロキ キャビネット)
杉古材を贅沢に使用し、ブラックカラーの塗装でシックに仕上げられた、ヴィンテージ感とモダンさが同居するキャビネットです。
前面に配された美しい格子状の引き戸が空間にほどよい緊張感を与え、インダストリアル調のインテリアだけでなく、和モダンやジャパンディといった洗練された大人っぽい空間にも見事に調和します。
家具屋の視点:ここがポイント
動線を邪魔しないスマートな引き戸構造

前面(格子引き戸):手前に大きく開く開き戸とは異なり、左右に滑らせるスライド式の引き戸を採用しています。開閉時に一歩後ろに下がる必要がないため、限られたキッチンの背面通路スペースでも動線を一切塞がず、非常にスマートに食器の出し入れが可能です。
前面(引出し):ガラス戸には入れたくない細々とした生活感をここに集約できるため、実用性も極めて優秀です。
ライフスタイルに合わせられる上下反転と単体使用の自由度

本体構造(セパレート仕様):上台と下台を入れ替えることができる秀逸な設計です。見た目の好みや、よく使う食器・カトラリーの収納位置に合わせて引き出しのポジションを上下自由に選択できます。さらに、上下を重ねずにそれぞれ単品のロータイプのキャビネットとして横並びで使うことも可能です。
中に飾るものを引き立てる杉古材の背板

背面(杉古材の背板):ガラス戸越しに見える背板部分にも、味わい深い杉古材が贅沢に使われています。お気に入りの器やグラス、コレクションを中に収めたとき、背景となる古材の自然な割れや釘穴、色ムラが、飾るものをまるでアートのように美しく引き立ててくれます。
スペックとレイアウトのアイデア
- サイズ: 幅120cm ✕ 奥行40cm ✕ 高さ145cm
- 素材: 杉古材(水性塗装 / ワックス仕上)、ガラス、銅メッキ
- レイアウト:ブラックの格子が美しい大型家具ゆえに、空間を引き締める主役級の存在感があります。キッチン背面での食器棚としての活用はもちろんですが、上下をあえて分割し、ロータイプのキャビネットとしてLDKに横並びで配置するレイアウトも非常におすすめです。高さを抑えることで壁面が見え、古材の重厚感を活かしつつも空間を広く見せる上質なジャパンディ・モダンなリビングを演出できます。
本物の古材を使用し、より忠実にヴィンテージ感を再現する加工法をとっているため、木目の濃淡や傷の入り方は1点ごとに完全に異なります。事前に設置場所のサイズだけでなく、LDK全体の床や壁の色とのトーンバランスをシミュレーションしておくことをおすすめします。
AYANE CABINET(アヤネ キャビネット)

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AYANE CABINET(アヤネ キャビネット)
重厚な黒の塗装にアンティーク調のパーツをあしらい、クラシックで静かな気品を纏わせたハイタイプキャビネットです。
和家具の伝統的な「水屋箪笥(みずやだんす)」をベースにしながらも、現代のモダンな空間に馴染む洗練された佇まいを見せており、1台置くだけでLDK全体のインテリアを格上げする圧倒的な気品と高級感を放ちます。
家具屋の視点:ここがポイント
ディスプレイと大容量を両立する大きなガラス引き戸

上台(ガラス引き戸):水屋箪笥をモチーフとした全面ガラスの引き戸構造です。お気に入りの器やグラス、コーヒー道具などを美しくディスプレイしながら収めることができ、中身を「飾る収納」として LDK をショップのような上質な空間へと変えてくれます。
統一された美しさと機能性を持つ足元

下台(引き出しとガラス引き戸):上台のデザインと美しく連動する、ガラスの引き戸仕様となっています。上下ともにスライド開閉のため、手前に扉が開くスペースを必要とせず、限られた動線でも非常にスムーズに大容量の食器や調理器具を出し入れできます。またカトラリーや小物を細かく仕分けられる引き出しを4杯備えています。
黒がもたらす静かな高級感と古材の個性

本体素材(杉古材):独特の風合いを持つ杉の古材に、シックなブラック塗装を施しています。古材特有の色ムラや傷、釘跡といった無骨な個性を、黒のレイヤーで包み込むことによって、カジュアルになりすぎないクラシカルで知的な高級感を生み出しています。光の当たり方で表情を変えるマットな黒は、空間を静かに引き締め、ラグジュアリーなモダンインテリアとも見事に調和します。
スペックとレイアウトのアイデア
- サイズ: 幅159cm ✕ 奥行45cm ✕ 高さ171cm
- 素材:杉古材(水性塗装)、合板、生ガラス 取手:ステンレス、銅メッキ
- レイアウト: 横幅159cm、高さ171cmと、ボリュームと圧倒的な存在感を持つモデルです。上台と下台を分割できる構造になっており、それぞれ単品での使用も可能ですが、上下で高さが異なるため(1cm程度ですが)、基本的には上下に重ねてキッチンの主役として背面に堂々と配置するレイアウトが最も映えます。奥行きは45cmと標準的なキッチンボードと同等のため、調理器具や食器を余裕を持って収められます。
本物の古材を使用し、より忠実にヴィンテージ感を再現する加工法をとっているため、木目の濃淡や傷の入り方は1点ごとに完全に異なります。事前に設置場所のサイズだけでなく、LDK全体の床や壁の色とのトーンバランスをシミュレーションしておくことをおすすめします。
ATRANDOM UNIT SHELF DINING BOARD(アトランダム ユニットシェルフ ダイニングボード)

CRASH GATE / クラッシュゲート
Easy Life / イージーライフ
ATRANDOM UNIT SHELF DINING BOARD(アトランダム ユニットシェルフ ダイニングボード)
施工による備え付け家具のような圧倒的な一体感を、置き家具で実現することを目指して企画された、究極のユニット式ダイニングボードです。
カウンター(下台)だけでなく、上台のシェルフや板戸までが美しいスチールフレームでシームレスに連結されており、これ1台でキッチンの壁面すべてをカバーできるほどの高い収納力と機能性を誇ります。
家具屋の視点:ここがポイント
空間を広く見せるバックボードレスとオープンフレーム

本体構造(オープンフレーム):スチールフレームパーツによって構成され、背板だけでなく側面も美しく抜けた構造になっています。視線が奥まで通るためキッチン全体を広く見せる効果があり、お気に入りの食器や調理器具をカフェの什器のように飾りながら収納できます。
家電も置ける実用性とシャープな美しさを持つステンレス天板

カウンター天板(ステンレス):カウンターの天板部分には、汚れに強くお手入れのしやすいステンレス(ヘアライン仕上げ)を採用しています。本ユニットには、電子レンジや炊飯器などのキッチン家電をスマートに並べて配置することが可能。日々のキッチンワークにおける高い実用性と、インダストリアルな美しさを両立させています。
オイル仕上げのオーク材と鉄の調和

木部と金物(オイル仕上げ):フレームや前板にはオーク材を使用し、素材の風合いを最大限に活かすオイル仕上げを施しています。質感のあるスチールフレームと組み合わせることで、ナチュラルでありながらも、空間をスマートに引き締める現代的なインダストリアル感を演出しています。
スペックとレイアウトのアイデア
- サイズ: 幅167.5cm ✕ 奥行44.5cm ✕ 高さ190cm
- 素材: 主材:オーク材(オイル仕上)、シート フレーム:スチール カウンター天板:ステンレス(ヘアライン仕上)
- レイアウト: 横幅167.5cm、高さ190cmと、今回ご紹介する5選の中でも最大のボリュームと圧倒的な存在感を持つモデルです。これ1台で上台の魅せる・隠す収納からカウンター作業、下台の大容量収納までがすべて完結するオールインワン仕様のため、キッチンの主役として背面に堂々と配置するレイアウトが最も映えます。奥行きは44.5cmと標準的なキッチンボードと同等のため、大型の食器や調理器具も余裕を持って収められます。


