自然と人が集まるまん丸なダイニングテーブルを主役に、お気に入りのチェアを組み合わせる。それだけで、どこかホッとする賑やかなダイニングが出来上がります。
四角いテーブルと違って、二人でも四人でも、あるいはちょっと人数が増えても、みんながゆるやかに対面してゆったり座れるのがラウンド(円形)テーブルの大きな魅力です。
今回は、お部屋をすっきり見せながら海外のインテリア雑誌のようなこなれ感を演出できる、スタイル別の家具コンビネーション(スタイリング)のコツをご紹介します。
1. 異なるデザインをミックスする「北欧ナチュラル上級者スタイル」
直径110cmの丸テーブルは、大人4人が同時に座ってゆったりとお食事を楽しめるジャストサイズ。角がない分、生活動線を圧迫しにくいため、12畳〜14畳程度のリビングダイニングでも空間をすっきりと広く保てます。
このサイズ感を活かした空間づくりのコツが、あえて違う形のチェアをミックスする上級者スタイルです。
アッシュ材という「木目の素材(ベース)」を揃えておけば、形がバラバラでも散らかって見えません。「ひじ付きの回転式」や「引き締まるブラック脚」を1脚ずつブレンドしてみましょう。視線が四方に抜ける丸テーブルだからこそ、椅子の後ろ姿(バックビュー)が美しく引き立ち、一気にあか抜けた空間が完成します。
家族みんながお気に入りの特等席になるアッシュの組み合わせ





2. 異素材の抜け感を楽しむ「インダストリアル×ジャパンディ」
温もりのある木目調の天板に、キリッと辛口な黒のアイアン脚を合わせたラウンドテーブル。そこに今大人気の「Japandi(ジャパンディ)」スタイルなチェアを組み合わせることで、無骨すぎない洗練されたミックススタイルが生まれます。
ポイントは、3本のアイアンが重なった抜け感のあるテーブル脚と、チェアのラタン調の背もたれ。視線が向こう側にすっと抜けるため、空間を実物以上に広く、スタイリッシュに演出してくれます。
スクエアチェアでほんのりエッジを効かせる
ラタンの軽やかさとファブリックの柔らかさに、スクエアなシルエットで程よいアクセントをプラスしたスタイリングです。



丈夫な木目調天板と黒アイアン脚のインダストリアルなラウンドダイニングテーブル
ラタン調背もたれとファブリック座面のジャパンディなダイニングチェア スクエア
ラウンドチェアで丸みの心地よさを統一する
テーブルの丸みと同調するようなラウンド型のチェアを合わせることで、空間全体に優しい一体感が生まれます


丈夫な木目調天板と黒アイアン脚のインダストリアルなラウンドダイニングテーブル
ラタン調背もたれとファブリック座面のジャパンディなダイニングチェア ラウンド
3. 木材の温もりと名作のフォルム「パイン材×ミッドセンチュリー」
素朴で温かみのあるパイン材の丸テーブルには、少し遊び心のあるチェアを組み合わせるのがおすすめです。
カゴ編みのようなラタン調の背もたれとスエード調の座面を合わせたチェアなら、どこか懐かしくも新しい、大人のジャパンディスタイルに。また、ミッドセンチュリーを代表するシェルチェアのペールカラー(くすみパステル)を合わせれば、北欧の優しい空気感の中にモダンなエッセンスがピリッと光る、飽きのこないお部屋が作れます。
異素材スエードで魅せる大人ジャパンディ

ラタン調背もたれとスエード調座面のジャパンディなダイニングチェア

ペールカラーで遊び心をプラスするミッドセンチュリーMIX


4. 上品でリッチな抜け感を演出する「ラグジュアリー大人モダン」
コンパクトなワンルームや、限られたダイニングキッチンのスペースをパッと華やかに彩るなら、インテリア性の高い大理石調のストーン柄ラウンドテーブルが主役です。
アンティークゴールドの細い脚と、ベロア調のくすみカラーチェアを組み合わせることで、上品で落ち着いた大人モダンな空間に仕上がります。
ラグジュアリーな印象を崩さずにお部屋を広く見せるコツは、やはり「細いゴールド脚」によるリッチな抜け感。丸いフォルムの愛らしさがストーン柄のクールさをほどよく和らげ、狭さを感じさせないラグジュアリーなコーナーを作り出してくれます。
くすみカラーとゴールドで魅せるコンパクトラグジュアリー



パインの北欧ナチュラルなラウンドダイニングテーブル 大理石調のストーン柄


パインの北欧ナチュラルなラウンドダイニングテーブル 大理石調のストーン柄
おわりに:丸テーブルと椅子のコンビネーションで、もっと愛着の湧くダイニングへ
四角いテーブルに比べて、どこか特別で、カフェのような居心地のよさを運んでくれるラウンド(円形)テーブル。
「丸テーブルに合わせる椅子は、どれを選べばいいか分からない……」と迷ってしまう方も多いですが、実はデザインや素材のルールを少し意識するだけで、驚くほどおしゃれで個性豊かなスタイリングが楽しめます。
あえて異なるデザインをミックスして家族それぞれの「特等席」を作ったり、異素材を組み合わせて海外インテリアのような抜け感を演出したり。椅子の後ろ姿(バックビュー)がどこからでも美しく引き立つのは、丸テーブルならではの醍醐味です。
毎日家族で囲む食卓だからこそ、ただ「揃える」だけではない、あなただけの特別なコンビネーションを見つけてみませんか?
今回ご紹介したテーブルやチェアの組み合わせを参考に、ぜひお部屋の主役となるお気に入りのダイニング空間を作ってみてくださいね。

